木酢液の意外な効果と簡単な使い方



園芸での活用

 

 

木酢液は現在では登録が失効している失効農薬ですが、販売禁止農薬というわけではありません。従って現在でも農薬的に使うことは可能で、事実、園芸用の製品もいろいろ販売されています。

 

前項でも少し触れた「水虫の治療」目的もありますし「入浴での肌改善」などの効果ももてはやされています。ただ、オーガニックなガーデニングに興味がある人から特に重宝されているようです。園芸での活用というわけです。

 

植物を育てている人の誰もが直面している問題が、病気、虫からの被害です。せっかく大事に育てているのですから、できることなら化学農薬は使いたくないという人も多いのです。そこで目をむけられるのが木酢液です。これを上手に利用すれば、オーガニックなガーデンニングにおいてかなり効果を発揮する可能性があります。

 

ただ、初心者の場合は、その使い方がわかりにくくて、効果についても検証しにくいかもしれません。園芸用としての木酢液製品はいろいろ登場しているのですが、木酢液自体の品質もさまざまのようです。製品を選ぶ際には、しっかりポイントをおさえるようにしましょう。

 

木酢液は、前述した通り、炭を作る時に発生する水蒸気を冷やした液体ですが、液体の初期段階では、まだ有害成分を含んでいる可能性があるので、数か月間放置、更に濾過するなどの作業で有害成分を取り除く必要があります。これがポイントで、安価な製品では、粗雑な製法の危険もあり、従って有害物質がしっかり濾過されていないかもしれません。

 

木酢液を選ぶ場合、値段ではなく、信頼できる品質のものを選ぶように気をつけてください。そのうえで充分に活用しましょう。