木酢液の意外な効果と簡単な使い方



無農薬農法での活用

 

 

ちなみに最近は無農薬農法が注目されています。注目はされていても、それでも無農薬農法が困難なのは、見栄えが最優先されるというニーズがあるからです。

 

無農薬栽培の成功のポイントとなるのは、有機肥料を大量に使用した土作りと共に、病害虫にかかりにくい性質の農作物の栽培、そして病害虫を発生させにくい環境作り、病害虫の卵の侵入防止など、手がかかることが多いのですが、さて木酢液です。最近でも化学的な農薬の代用として木酢液の使用が実際に試みられています。

 

一部では無農薬農法と謳っておきながら、実際は農薬を使用した野菜を販売する場合があったり、無農薬、減農薬をセールスポイントにかなりの高価格で売りつける商法などもあるようです。

 

木酢液については農薬として使っているわけではなく、肥料として蒔いているとすれば農薬取締法に抵触することはありません。

 

製品の選び方ですが、もちろん良い品質の木酢液を選びたいものです。見分け方の基本は「濁っていないもの」を選ぶことです。色は黄褐色、赤褐色で透明感があるものがベターです。不純物が多いと色が濃くなるので覚えておきましょう。

 

理想的とされている木酢液の原料はカシ類、ナラ類、ブナ類などで、原料の樹種を確認しましょう。紀州備長炭は特に評判が高いようです。

 

製品名では、昔ながらの土釜製法による熟成木酢液となっている日本漢方研究所の「家庭菜園用・木酢液・原液」、自然熟成と蒸留を組み合わせた高品質木酢液である豊栄薬品商事の「スーパー木酢液」などがお勧めです。